馬車に乗って長娘の門前へ

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 豆をたらふく食べ終わり、その馬の話をとちゅうから聞いたバラマは、パッチと馬の話にわって入りました。 「なんとかその、モタタロウだかモモタロウさんってひとに、鬼のせいばいをたのめねえかなあ。 おいらたち、大パン…なんだっけ?クマネコ皇帝とか言うやつ…お方にたのまれて、絶対に鬼せいばいをしなきゃならねえんだよ。」 「桃田太郎さんね。 それに大熊猫猫帝(ジャイアントパンダネコテイ)、って、あんたたち、長花の皇帝様にやとわれて来たの?! それなら話は別。 皇帝様のお手伝いをしたら、今度の天帝賞(テンテイショウ)に出場させてもらえるかもしれないから! あたしからモモさんにお願いしたら、鬼たいじしてくれると思うから、ちょっと待っててね。」
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