1 北沢奈々

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「君達飲んでる!?」 一人の男性が私達のところに来た。 瓶ビールを持って。 「あの私達未成年ですから……」 茜ちゃんが構えて言う。 「ちょっとくらい大丈夫だよ」 そう言った男の人の顔は真っ赤。 会は始まったばかりなのにもう酔っ払ってるの!? 「離して下さい!」 「良いじゃん良いじゃん」 しかも茜ちゃんの手首を勝手に握ってるし! 嫌がってるじゃない! 「結構ですからっ!」 私は手刀で茜ちゃんから男の手を払い落とした。 「ってぇ!!何すんだよっ!!」 すると男の人は声を荒げて怒りだした。 でも私達は悪くない。 私は酔っ払いをキッと睨む。 「何だよ、その顔はっ!」
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