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「お前、これを読み解いたんじゃねえか」卑小な声を響かせるしわがれた声の持ち主である「おじさん」は、僕の読み解いた「もの」であるらしい「もの」を、そのごわごわとした掌に載せて、じっとみていた。その持っていた「それ」は、その掌の中で、ちらちらとその光を一定方向へと動かしながら、まるで生きているかのようにその光を、一定の形を留めた「パネル」の中で、動かし続けていた。
「おいおい、これは、ちゃんと機能するんじゃねえか?」
「おじさん」はしわがれた声でそういうと、僕のことを置いておいて、外へと出て行った。僕はぼろぼろのテントから覗く天の光を頭上を仰ぎ見て覗きながら、「これからの」自分の生涯について、思いを巡らせた。
パネルが機能するのだとすれば、僕はきっと職業にありつくことが出来る。アルゴリズムは天から降って落ちたかのような特殊な言語で、パネルに刻まれた一定の「言語」を、その光「エネルギー」が開始(スタート)地点から最終(ゴール)地点に向かうように、都合よく(誰にとって都合が良いのか僕には分からないけれど)組み替えることで、様々な機械や動力源のエネルギーや作用として発動する、特殊な代物だ。
これは、図にすると、このようなものになる。
言語 →→〇
↑
→ → → ↓ ↑
↑ → → → ↓ ↑
↑ ↓ ↑
↑ → → ↑
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言語
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