ヴァレンタイン論

序

　僕はこの論文を読んでしまったことをすごく後悔しています。この日から僕はヴァレンタインが全く楽しめなくなったのです。それどころか苦痛です。学者はこの世の真理を解き明かすのが仕事かもしれませんが、それが人を幸せにするとは限らないとはまさにこの事ではないでしょうか。本人の望まない心理分析はするべきではないのです。知らない方が幸せなこともあるのです。しかし、僕があえてここに紹介するのはある事を思いついたからなのです。それを達成するためにぜひとも、少なくとも男子諸君には読んでいただきたい。しかし前述にもあるように、ヴァレンタインが楽しめなくなる可能性もあることはお伝えしておきます。