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「恥ずかしい……」 「手繋ぐだけじゃん」 拒否しても強引に繋いでくる。 何度も恋人かもと勘違いしてしまう程。 でも私はメグに告白が出来なかった。 メグは私を妹として接しているだけかもしれないし。 それに一緒の家に住んでいる。 もしフラれても同じ家で毎日顔を合わせなければならない。 そこが告白を踏み止まらせていた。 だがそんな中学二年の時、家の前でメグが女の子と居るのを見たら感情が高ぶってしまった。 「メグがずっとずっと好きなの!」 想いを止められなくなった私は家に入ったメグを追いかけて、リビングに居たメグに勢いで告白をしてしまった。 もし断られたら物凄く気まずくなる。 でも後先のことを考えられなかった。 「俺も純が好きだ」 鼓動が激しさを増す中、メグは優しい顔で私の想いに応えてくれた。 嬉しくて泣いてしまった。 「純……」 優しく名前を呼ばれると顔を両手で包み込まれる。 そして顔を持ち上げられるとメグの整っている顔が私に近付いてくる。
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