罪と代償

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オンラインゲームにはまりこみ、いつしか、二人だけの時間は消えていた、酷い時は、リョウは、朝までオンラインゲームをして、そのまま仕事へ行く…そんな中、リョウは、ある事故を起こしてしまう。リョウは、仕事中、自分が運転する機械で、同僚の指が切れてしまったと、帰るなり、私に言ってくる。何の事か理解できず、詳しく聞いてみる、[俺が運転する機械に、同僚がよそ見をしていて、指を挟んでしまった]と言うのだ…暫く、リョウは自分を追い詰めていた。この頃から、リョウの様子がおかしくなる。頭痛がするといい、病院へ何度も検査に向かう、仕事も休みがち。ある、病院の検査でリョウの病気は精神的なものだと、言われる。暫く仕事も休む事になる。当時の私はうつ病や、精神病に理解がなかった。なので、いつも、オンラインゲームしながら、ゴロゴロするリョウの事が次第に許せなくなり、[仕事はいつから行くの?]等[もっと頑張ってよ!]とか追い詰める事ばかり言っていた。借金は増え、それでも仕事に行かないリョウ…喧嘩ばかりしていた。私は、殴られ、それでも、好きだったから、頑張ってバイトはしていた。そんな生活は、長く続く訳もなく。家賃も支払えなくなり、リョウの実家に帰る事になる…2008年冬頃だった。リョウの実家に戻った私達は、雇用保険、傷病手当ては、全てリョウの母親に入れるのを条件に、リョウの実家に戻った。私はまた、コンビニバイトをしながら、家事をしていたが…リョウが病気になったのは、私のセイと言わんばかりの視線を私はリョウの家族から浴びる、そんな地獄の生活にストレスから、私はオンラインゲームに逃げていた。かつての仲間と[白騎士物語覚醒]を何時間も何時間もしていた。リョウとは、口すらきかなくなっていた。2009年、春頃…リョウは、自殺未遂をしてしまう。うつ剤を大量に飲み、救急搬送…家族は、[誰が悪い]のか、何故か目の覚ましたリョウに聞き、リョウはゆっくり、私を指指した…私は、無一文同然で、自分の実家に戻った。
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