月夜と王宮のマグノリア

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月夜と王宮のマグノリア

 ぼくの心は永遠にきみのもの。  羽が生えたように空へ舞い、軽やかな薫風に乗りきみの許へ届く。  離れない。離さない。誰にもぼくの想いをとめることなどできない。  たとえ自然の法則を破ろうと、女神の禁を犯そうとも、決してぼくは諦めたりはしない。  だからお願いだ。ぼくを置いてひとり先に進まないで――――――
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