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物語の始まり
「これで最後ですか。」
月の光で照らされたミニアドという通りに真っ赤に染まったシンプルなナイフを持ちローブを深く被った謎の男が立っていた。
そしてその男の周りには六人程の死体が転がっていた。
「今日の仕事も終わりですね」
男はそう言ってジャンプすると常人では有り得ないほどの距離を飛び、夜の闇に溶け込んでいった。
「おい!聞いたか、昨日も朱の刃あかのやいばが出たんだとよ!」
いつものようにどこのギルドも朱の刃の話でいっぱいだった。
「あぁ、知ってるぜなんでも悪徳ギルドだったリーダーと幹部共がミニアド通りで殺されてたんだろ?もう貼り付けられてるぜ。」
そう言って中年の男はギルドの情報板の方を指差す。
ここはグルムという世界…異世界だ。
グルムには魔法・スキル・ステータスがある。
そしてそのグルムのメリスという街ではあることが有名になっている。
それは朱の刃という謎の男だ。
もちろんギルドが協力して捕らえるという事になり、依頼主のフリをし、呼び出して囲んだが返り討ちに遭い20人中16人が殺され、撤退することになってしまい、その際、魔法を打ち込んだところナイフで弾かれるという前代未聞の事態になった。
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