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始業式の朝、顔を洗っているときだった。 何かが違う、とキミドリは思った。 何が違うのかすぐには分からず、ただ手のひらから伝わる違和感に顔を覆われるばかりだった。 1回、2回、3回。 4回目に、細かく泡だった洗顔フォームをまだ冷たさの残る蛇口の水で洗い流したとき、ようやくキミドリは気付いた。 違う。 この手は、わたしのじゃない。
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