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戦闘支援AIが全員に告げた。
「作戦開始まで、残り30秒…29…28」
カウントダウンは続いている。タツオたちの呂班はジャングルのなかを流れるイルノー川の蛇行部分に集結していた。総数で71台の最新型戦闘ロボットだ。
金網の向こうには、無人の緩衝地帯が広がっていた。たいていは暗闇だが、ときどき監視塔から矢のようにサーチライトで照らしだされ、昼間のように明るくなる。
「みんな準備はいいな。一気にいくぞ。この空港を攻め落とす」
「おう、まかせろ」とクニ。
「はい」とマルミ。
「はい」と低くジャン・ピエール。
「了解や」と関西弁でジャクヤ。
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