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「楽しい遊び? そ、そんなのするわけないじゃない。大体、妹を放ったからしにしていいわけ?何があったか知らないけど、兄妹なんだから そんな言い方…… んっ…」
《そんな言い方ないんじゃない?》と続くはずだった私の言葉は久城君の唇で いきなり阻止された
息ができない程 強く重なる唇に絡み合う舌…
リップ音をたてながら 角度を変え交じり合う
そして、ひとしきり キスを楽しんだ久城君は 唇を離し……
「アンタには関係ねぇだろ。俺の事 何も知らねぇくせに 偉そうに説教してんじゃねぇよ。本当クソ苛つく。まぁ、そんな口が聞けないくらい今からアンタの体を弄んでやるよ」
オッドアイの瞳で私を見下ろし、冷たい視線を向けた
「は?ちょっと待って!……」
私の言葉よりも先に、久城君はズボンのベルトを外すと 私の両手首を片手で掴み 器用に縛りあげる
そして、久城君の右手が私の口を塞ぐと 耳元に顔を近付けてきて…
「今から、する事がどんなに気持ち良くても… 声…我慢しろよ。アイツに聞こえちまうぜ?アンタ、アッチの声デカそうだし」
クスっと笑いながら、そう囁いたのだ
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