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何で、こんな事…
目に涙を浮かべながら久城君を見上げる
やめて… 久城君…
言葉にできない思いを涙で訴えるけれど
久城君は 下の下着までも剥ぎ取ってしまう
「んん!」
一生懸命、首を振り 《止めて》と表現する私の顔を久城君は冷めた目付きで覗き込んだ
そして…光のない瞳を見せ…
「アンタも そうなんだろ?こうやって男なら誰とでも寝るんだろ?その証拠に ココ濡れてるし。本当、世の中の女ってクズ以下だな」
低音の声で そう言い捨てる
世の中の女…?
たかが17年生きたくらいで 世の中の女性全てを否定しないでよ
それと私を 誰とでも寝る女と一緒にしないで!
「んん!!」
久城君の台詞にキッと睨み付け 手首を縛るベルトを解こうと手首の内側同士を擦り合わせ、緩くなった所で、片方ずつ手首を抜いていく
そして 無我夢中で上半身を起こし 押さえつけようとする久城君の頬を力強く引っ叩いた
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