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あれから久城君は何も言わず表情は曇らせたまま 自分の部屋に戻って行った
何か話しかけようかと思ったが…触れてはいけないと思い、何も言えないまま数日が経ち…
一歩も部屋から出てこない久城君に内心、心配はしたが…
でも、私には関係ない。これで、もう偉そうにしてこないから 良かったじゃない。と自分に言い聞かせ、いつものように出社して帰宅をする日々を送っていた
そんなある日…
スーパーに寄り、たまには自炊でもしようかと食材を買い込み帰宅すると…
いつも共同リビングの灯りは点いていないのに、今日は 点いていて…
久城君… 部屋から出てきたんだ…
玄関の鍵を開けようと手を伸ばすが… どういう顔で会えばいいか、何て言って入ればいいのか… なぜか緊張している自分は なかなか鍵を開けられず…
どうしようかと考えていると…
うっすら中から人の話し声が聞こえてきた
え? 何?誰かいるの?
盗み聞きはもうしないと、アレから固く誓ったのだが… これじゃあ一向に中に入れない
リビングを通らないと部屋まで行けない為、とりあえず 静かに鍵を開けて 玄関まで入ることにした
そこから、また考えればいいやと 考えた私がバカだったのだ…
玄関まで入ると、中の声はより鮮明に聞こえてきて
その声に私は 唖然としていた
リビングから漏れる声…
その声は 久城君と…後、女性の声
喋ってるような声じゃない
微かに吐息が混じった女性の喘ぎ声
そして、小刻みに軋む家具の音…
そう、久城君は この家に女性を入れて SEXの真っ最中というわけだ
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