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2 女なんか醜い、ふしだらな生き物
《久城藍斗side》
「おっはよー。久城君」
いつも登校する学校
教室に入るなり、クラスの尻軽女子が俺に猫撫で声ですり寄る
「あぁ」
名前すら浮かばない、クラスメイトに 適当な挨拶を投げる
「あのね… 久城君に頼みたい事があるの…」
クネクネと腰を動かしながら俺の腕に絡みつき、さほど可愛くもない上目遣いをして頬を赤らめる
「なに?」
別に聞きたくもないが また、適当に言葉を返し…
「放課後…視聴覚室で…… したいの」
バカじゃねぇの?コイツ
まぁ、別に抱いて欲しけりゃ 抱いてやるけど
「分かった。放課後な」
俺の返事に嬉しそうに笑みをこぼす女子は 短すぎるスカートをヒラヒラさせ「じゃあ、また後でね」と席へと戻って行く
・・・・・・・・
「あっ… ダメ…久城君」
は?ダメって何だよ
自分から胸が敏感だの言うから 揉んでやって、ついでに 固くなったコイツも摘んでやってるっつうのによ
視聴覚室の カーペットの上に仰向けに寝る女子は頬を紅潮させ、瞳を潤ませ 俺を見上げる
「ダメ?なら、止めるけど」
「嫌!……やめないで。もっと…して?」
は?どっちだよ
面倒くせぇ奴…
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