夢なのか

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気が付くと前に見た日本家屋にいた。 布団には歩美が寝ている。 そして俺の腕にはあの女が絡み付いて居る。 「大樹。やっぱりこっちで会えて嬉しい。」 そう言って甘えて来る。 「そう言えば、お前の名前なんて言うんだ。」 「言ってなかったね。みちるだよ。」 その名前にちょっと引っ掛かったが 「みちるか。なぁみちる。 この前みたいに俺が歩美と入れ替わって 逃げられないのか?」 「んー。歩美さんがどうなってるか分からないし 拘束されてたら逃げられないでしょ?」 「それもそうだな。」 みちるは腕に絡み付いて居る。 「あのさ。」 「ん?なに?」 「お前。かわいいな。」 「本当に。嬉しい。」 思わず言ってしまった。 何処と無く歩美に似てると感じたからだった。
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