第1章 契約の内容

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私は、迷った。 第一、私にそんな魅力があるなんて、思っていないし。 「ね。私も誰かいい人がいないかって、言われてたところなのよ。私の顔を立てると思ってさ。」 「……はい。」 この時、どうして私は、”はい”って言ってしまったんだろう。 お世話になっている先輩の為? ううん。 運が良ければ、お金が入ると思っていたからだ。 愛人契約。 それが、私の人生を大きく変えていく事になろうとは、思ってもみなかった。
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