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そして私は三宅先輩から、面接の場所を教えられた。
そこは、都内の有名なホテルだった。
見上げると、綺麗な白壁が壮大なお城を思わせる。
「こんな場違いなところ、来てよかったのかな。」
でも、待ち合わせ場所は、1階のロビー。
いくらなんでも、初回からベッドで言う事はないか。
私は少し緊張しながら、ホテルの入り口を通った。
ロビーは、右側に広がっていて、紙には中央の大きな木の下と書いてあった。
ゆっくり向かうと、まだ木の下のソファには、誰も座っていなかった。
左側にしている腕時計を見ると、時間までにはまだ5分あった。
ここに座っていれば、来るよね。
私は、右端のソファに座った。
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