第1章 契約の内容

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すると、私の横に誰かが座った。 「春日日満理さん?」 「は、はい。」 その人を見ると、三宅先輩が言う通り、鼻筋の通ったイケメンだった。 「僕は、本田勇介。よろしく。」 「は、はぁ……」 あまりにもあっさりとした自己紹介。 「さて、ここじゃなんだから、部屋に行こうか。」 「へ、部屋に?」 ドキンとして、背筋が伸びた。 面接ってそういう事? 最初から、体の相性とか見るの? 「もしかして、愛人契約は初めて?」 「はい……」 「そうか。なら、一杯呑んでからにしようか。」 その慣れた感じが、私の中では怖かった。 何をされるんだろう。 最初から無茶な事は、しないよね。
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