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1時間目までの休み時間。
全員私の話題でもちきりだった。
「紫苑ちゃん、かわいそう...。」
「ほんとだよ。まだやり残したことがいっぱいあるはずなのに。」
話している二人は私の親友の八坂美梨音と赤江千晴。
私の好きな人を知っているため、私がまだ告白できていないことを気にかけているらしい。
1時間目から6時間目まで、2年5組はずっとテンションが低かった。
とにかく私は、49日の間に彼に―水樹に告白しないといけない。
私は夜の学校でその手段を探すことにした。
こういうのは理科室に骸骨に宿った幽霊的なのがいるはず...。
私は理科室の扉を開けた。
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