ー7日目ー

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《では、処刑会議を開始して下さい》 機械音声が、最後の審判の残り時間を告げる。 ー残り10分です。ー あかりんが、俺達2人に向かって高らかに言い放つ。 「私は木の葉から村人判定をもらっていたわ。ねこまたから村人判定を受けていた、どちらかが人狼ね」 初日と違ってザワつきも無ければ浮き足立った空気も無い静寂な室内の中、俺はtakuに向けて言葉を紡ぐ。 「俺は、昨日考察した通り、takuが人狼だと思ってる。けどそれは、確信に変わったよ。俺が生きている、今日この時点で。自分を疑っていた俺を殺せば、疑われていた自分が人狼だと主張しているも同然だからな。俺は、takuに投票を入れる」 すぅっと息を吸い込む音が聞こえた。 そして次の瞬間、人狼である彼の口から出たのは、驚くような内容だった。 「騎士コール。俺は、騎士だ」
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