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「クッ、あははっ」
突然、takuが笑い出す。
俺とあかりんは互いに顔を見合わせ、頭にはてなマークを浮かべた。
takuは顔を抑えてひとしきり笑い声を上げた後、俺に体を向けて、こう言った。
「ツッキー。お前に疑われ始めてから、口下手な自分が現状を打破出来る策を考えた結果が、これだが……。やっぱり俺は、嘘を吐くのが下手な様だな。俺の負けだよ。俺は騎士なんかじゃない」
最後の遺言の様に、takuはあかりんに告げる。
「あかりん、悪い事は言わない。ツッキーに投票しろ」
あかりんは口を尖らせ、首を横に振った。
「なによ今更！ やっぱり騎士じゃないって、まるで意味が分からないし！」
俺は負けを認めたtaku対して口角を上げ、こう言い放つ。
「taku、最後の悪あがきだったな」
機械音声が、会議終了のアナウンスを告げる。
ー発言を終了して下さい。
では、処刑投票にうつります。ー
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