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「ごめんね、彼女はとっても恥ずかしがり屋さんで人見知りな子だからさ。囲まないであげて」
ぎゅっと後ろから翡翠に抱き締められる。頭を撫でてくれる優しい手が気持ちいい…。
「あ、白河君。そう言えばそうだったね。ごめんね、姫百合さん」
「ごめんねー」
「んじゃ私ら、先行こっか。またねー姫百合さん」
ヒラヒラと手を振り彼女達は校舎へと入って行く。
「また泣いてんのか…泣き虫」
そう意地悪言いながらも碧斗は指で私の涙を拭ってくれる。
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