兄弟彼氏。翡翠と碧斗編

人見知りな私と白河兄弟

教室に着いた。走ったから三人とも遅刻にはならなかった。

担任の先生が入ってきたので私達は各々席に座る。

そしてホームルームが始まった。

私の隣の席は碧斗。後ろが翡翠。

私の人見知りを考慮してのこの配置らしい。

…先生、グッジョブ。

でも話が長いのは頂けないと思うの…。

…話がつまらないから退屈。

私は隣にいる碧斗にちょっかいを出す。

だって碧斗も退屈そうにしてるから…

退屈なら私と遊べば良いと思うの…。

「なんだよ、やめろ…服引っ張んな」

小声であしらわれ、しっしと手だけで追い払われる。

つまんない…。