人見知りな私と白河兄弟 

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私達は食事を終えて、家を出る。いつもの通学路で代わり映えはしないけど二人と一緒だと楽しい。 「碧斗はもっと優しくできないの?口調とか」 「俺は元々こうだ。変える気はねえよ」 「碧斗は優しいよ…?」 私はじっと碧斗を見つめる。 「…別に俺は優しくしてるわけじゃねぇし…」 「してる…」 「してるよね」 私と翡翠はほぼ同時に同じことを答えた。 「……ハモるな馬鹿」 碧斗は照れ臭そうに視線を反らせる。
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