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「転ぶと危ないから、手繋ごっか。はい」
「……翡翠諸とも転んだら面倒だ。…こっちも掴んどけ」
二人は私に手を差し出す。
私はぎゅっと二人の手を握る。
「……二人とも…ありがとう…」
「どういたしまして」
「…別に…お前のためじゃねえからな…」
優しい翡翠と素直じゃない碧斗。
こんな光景もいつもと変わらない。…付き合うってこういう事なのかな？
でも…私は内心ほっとしていた。
急に二人が変わってしまったら…どうしていいか…わからないから…。
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