地球(仮)にて

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地球(仮)にて

高校一年生 初日 「よし、今日から高校デビューだ」 自称八方美人、他称ボケ担当の女の子が鏡に制服姿で映っている 「あの憧れの先輩と同じ学校、もう幸せだぁ」 浮かれながら時計に目をやると7時55分 「やばっ、遅刻しちゃう!」 急いで残りの支度を終えて学校に向かい、なんとか汗だくになりながらも到着 「おはよー、今日は素晴らしい日だね!」 親友と挨拶を交わして、入学式も無事終わり帰宅の途中のこと… 見たことをそのまま伝えよう 前方20メートル程先で3人組がいたんだけど、突然一人が投げ飛ばれた そして一人は道路に沈んでいく中投げ飛ばした人を掴みながら叫んだ 「なんで俺が行かなきゃいけないんだよ!これはお前を呼び出してる筈だろうが!」 「知らないよ!僕は関係ないんだから離してよ!」 そのまま二人とも道路に沈んでいった。 「なにあれ?あれが神隠しってやつ?」 私の呟きには誰も返答してくれなかったっ
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