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勇者によって
料理人見習い (11)
田舎の三男である僕は家も継げないし、魔力が少ないからって奉公に放り出された。
なんやかんやで8歳から料理人見習いとしてお城で働いている。
少しずつ慣れてきて食材の解体なんかも出来るようになってきたんだけど、最近出す料理が変わってきてるんだ。
前まではほぼ素材の味。
臭みなんかは処理して無くして
焼くか水で煮るか、はたまた生だったんだけど
今作っているのは、海水から作った塩というものや、提供された砂糖や醤油というものを使っている。
新しい調味料という存在により料理長が張り切ってしまって、そのしわ寄せがしたっぱの僕にどんどんくる。
試作しまくるもんだから、解体→試食(毒味)→洗い物→解体…無限ループをいただきました。。。
忙しすぎて倒れる僕なのであった。。。
「さあ、20品追加だ!」
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