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きょうはとくべつなひだ。
ごしゅじんさまがかえってくる。
まわりのにんげんが、ぼくにおしえてくれた。ごしゅじんさまにあうのは、いつぶりだろうか。たしかまえあったのは、あついあついひだった。ごしゅじんさまがこおりのはいったおけをぼくのもとにもってきてくれたんだ。とってもきもちがよかったなぁ。
きょうもなにかもってきてくれるのかな。いまはさむいから、ふかふかのおふとんとかだったらいいな。
そんなことをいっているうちに、ごしゅじんさまのこえがきこえた。
めをこらすと、ごしゅじんさまがぼくよりすこしおおきいくらいのぬのをだっこしていた。
ごしゅじんさまのとなりには、にこにこえがおのおんなのひと。
そうか、ごしゅじんさまにとっても、きょうがとくべつなひだったんだね。
ぼくは、うれしいきもちといっしょに、すこしさみしいきもちになった。
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