君と僕は特別

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君と僕は特別

 「今日は特別な日」  君は、そう言う――。  僕はすかさずこう切り返す。  「特別? それは、僕にとって? 君にとって?」  君は、ちょっと呆れた顔でこう言う。  「二人にとってだよ」  何気ない日常――。  何気ない空――。  何気ない空気と、街並み――。  君がいるだけで、僕にとっては特別な日。  君の香りで、肺が満たされて  君の言葉が耳に残る。  それだけで、僕にとっては特別な日。  何よりも、同じ様に感じてくれる君がいるだけで  いつでもどこでも、特別な日になるのだから――。
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