とうとうカウントダウンバレンタインデー

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とうとうカウントダウンバレンタインデー

後、一週間を切りました。 ちょこちょこ、カフェの中で 声をかけられることも、増えてきた。 だけど、彼女ってなると、なかなか現れないんだよね。 カフェの女子の店員さんたちも、 僕よりは、翔さんとか、奏太さんのことを 狙っている感じだし いまだに、光くんは、可愛い弟か、可愛いペット?て感じ!って、ほかの店員さんたちも わかる!わかる!って、何にもわかってないけどね。 ため息ついていると、翔さんが、 『斎藤くん、どうしたの?元気ないけど』って 近距離(きんきょり)で、顔を近づけて 覗き込んでくるから、びっくりしてしまった。 イヤ~もうすぐで、バレンタインデーだなぁって そう思っただけです。って言ったら 『今年は、沢山貰えそうじゃない?僕も、欲しいな。』って イヤイヤ翔さんこそ、掃いて捨てるほど、貰えそうだけど、めちゃくちゃ羨ましいし 卑屈(ひくつ)なこと考えていると 青木が、僕を手招きして、呼んでいる。 珍しいなぁって思いながら、一応客だし 対応をしに行くと、青木が 『ダメだよ。僕以外の人に、(すき)を、見せたら?バレンタインデー楽しみにしているんだからね。光くん、僕は、本気だから』って 耳元で(ささ)かれて、背筋(せすじ)が、 ゾクゾクしてきた。ヤバっ僕狙われている!? イヤだよ。 僕は、何回でも、叫んでもいい??男なんかに興味はない!! 僕は、彼女が、欲しいんだ!! 美優先輩(みゆせんぱい)が、ニヤニヤしてるし 紗南(さな)さんなんか、ちょっと引いてるし ますます、女の子が、遠のいて行く気がした。
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