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私は彼女の短絡的とか思えない提案に、半ば呆れつつ彼女にーーいや、彼女達に向けて告げる。
「御協力は有難いのですが正直申し上げて、屈強の戦士や術師すら危険な状況にあります。
故に現状を考えると、その提案、了承しかねるのですが?
( ´△`)」
「ご心配はもっともです。
では、この娘達の力を試してみるのは如何でしょうか?
(^-^)」
「良いのですか、ウィンター女史?
( ´,_ゝ`)」
(雇い主だからって大概にせいよ!?(#゚Д゚)y-~~
喰われたいんか、この娘っ子が?
あ....でも、喰うって魅力的な響き..(*´▽`)y-。o○
私とてつもなく興奮してきました(*゚∀゚)=3ムハー)
私は内に渦巻く、素敵な夢に浸りつつ本心を悟られぬように、ウィンター女史の提案を受け入れる。
正直、無理難題を吹っ掛けて、出来ない事を口実に早々に、帰ってもらうのが無難だろう。
「勿論です。
(*^^*)」
「分かりました。
では早々に力を試させて頂きましょう。
えーココアちゃんは、そこ地面に得意な技を叩き込んでください。
それと、ゼノちゃんは、そこの木に向けて得意な術を使用してみてください。
(´(ェ)`)」
「えっ..本当に得意なの使っていいの?
先生は可能な限り使うなって言ってたけど?
( ゚д゚)ポカーン」
「あれ、ココアもなの?
私も先生にそう言われたよ?
ヽ(´∀`●)ノ」
私は彼女らの、その言葉を聞き確信した。
恐らく彼女らの師匠がなるべく使うなと言っていたのは、上手くコントロールが出来ていないからであろう。
ならば、このままヤラせれば失敗して私の思惑通りに早々に追い出す口実が出来る筈である。
私は迷いなく動いた。
「いいとも、好きにやりなさい。
私を納得させる実力を示せたならば、君達の力をお借りしよう。
(*σ´ェ`)σ」
だが、私はその後、この軽はずみな行いを深く後悔する事になった。
私がそう言った直後、幼女ココア?が背中より大剣を取り出す。
(なっーーー!??( ゚ε゚;)
あれが剣だと..??)
それは剣の形をした金属塊。
剣と言うには余りにも分厚く、巨大だった。
その大剣による一撃を幼女ココア?が気合いと共に振り下ろす。
それと同時、少女ゼノのが詠唱を終え何かしらの術を発動させる。
だが、ゼノの杖に何の反応もない。
それはココアの勢いよく地面に叩きつけた剣にしても同様だった。
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