如意先生襲名【中編】

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(ふう....どちらも不発か?( ゚ε゚;) どうやら、見た目だけだったようだな? (*゚∀゚)=3) しかし、その浅はかな考えは数秒後、見事に崩壊する。 赤く染まる夜空ーー。 唸りを上げる大地....。 天空からは小さくも無数の星屑が降り注ぎ、大地は地割れをおこしマグマが噴き出す。 (な、なな、何ですとーーー!??? ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ) 流石の私も思わず、驚愕した。 天空より降り注ぎし星屑は、ウィンター家の領地のみならず、何処かしらの領地にも被害を及ぼしたように見受けられる。 それに地割れはマグマを大量に発生させ、私の高級肉を巻き込み周囲を焼き尽くす。 「みんな早く逃げるんだ!((( ;゚Д゚)))」 私は三人を抱え、その場から全力で距離を取った。 それより数時間後、消防局が駆けつけマグマや星屑による火災は鎮火し、何とか事なきを得たのだが....。 (いや....本当に事なきを得たのか? (*´;ェ;`*) ) あの後、ことの成り行きを根掘り葉掘り聞かれ、ウィンター女史のバカ正直な説明により、私は警官より聴取を受ける事となった。 その結果、私が幼女ココア?と少女ゼノをけしかけたとして責任を問われ、ウィンター女史の領地以外の被害賠償を請求される事となったのだがーー。 正式な賠償請求額は未だ明確ではなく、その概要が判明していくにつれ賠償額は、増額されていくらしい。 そんなこんなで現場検証が終わるまで、調査は中止となり、その間、私は帰宅する運びとなった。 空腹のまま....。 そして、私が今回の事で学んだことはただ一つ。 口は災いの元という事である....。
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