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日課である日記を書きながら、滴り落ちる涙ーー。
私は、その涙を拭いながら、何とか筆を進める。
昨日は、とても..とても悲しい一日だった。
あのココアってチビッ子は大地を粉砕し、マグマ大噴出の大惨事を引き起こした際、自らの行いを謝ってきたのだが....。
謝ってきた事はいい。
だが、その詫び方が問題だった。
「ごめんたい*.゚+ヾ(@^▽゜@)ゞてへろぺろ +.゚*」
(舐めとんのかガキんちょぉぉぉぉぉ!!
((ヾ(≧皿≦メ)ノ)))
いや、幼女ココアのみではない。
あのゼノという少女にしても、そうだ。
ココアと違い普通に「ご迷惑を御掛けしてしまい申し訳ありません(>ω<。)」と詫びを入れてきたまではいい。
だが、その後お詫びにとゼノは私に対して術を行使してきた....それが問題だった。
その結果ーー。
私は現実を受け入れられず、改めて洗面所に設置されている鏡を確認する。
頭の山頂に咲いたお花畑と、その上に在りし鳥の巣と鳥..。
(くっ......やはり現実なのか、これが!!?
(>ω<。) )
私は受け入れ難い現実に、思わず絶句する。
引っ張っても痛くて引き抜けない。
ハサミで切ってもまた生えてくる。
しかも、私の頭に住み着いた鳥は時たま私の頭にフンをしてくる始末だ。
まさしく、不幸真っ盛りである。
それにしても....。
(腹へり減り腹~( *´艸`) )
パンの耳は昨日、食べ尽くしたし全財産は1スピナ。
どうにもしようがない。
と、なるとーー。
私は考える。
こうなれば昔の仲間に頼み込むしかないだろう。
頭のお花畑の件も含めて....。
私は帽子でお花畑になった頭を覆い隠すと、急ぎ足で事務所の外へと歩き出す。
誤解があるかも知れないが、私は決してタカリに行く訳ではない。
昔、助け合った仲間に助けを求めに行くのだ。
彼らは私に恩もある....だから、喜んで私の手助けをしてくれるであろう。
ーーーーーー
「この疫病神、何しに来やがった!?
(-'д-)y-~」
店内に入るなり、古き友ネコ・ユメールから私を歓迎する言葉が放たれる。
そして、続け様にネコの弟のネコアからも歓迎の一言がーー。
「良く来たね、エピ?
差し詰め食えなくなって、飯をタカリに来たのかな?
*.゚+ヽ(○・▽・○)ノ゙ +.゚*」
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