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つまりは――初恋。
「僕が……初めて好きになった相手?」
「そうだよ……」
僕の心臓はドクンドクンと脈打って
喜びを隠しきれないほど踊った。
「何だよ?」
「いや……」
そうか。
無理に大人になっていた分だけ
少年の部分は危ういほど未開拓で――。
「可愛くて……嬉しい」
まだ誰も踏み入れていない。
「はぁ?ふざけんな!」
僕以外にはこんな顔
見せたことないんだ。
悔しげに噛みしめる唇がなおさら愛しく
僕はテヨンの足元に跪いて言った。
「……大事にするよ」
「え……?」
「おまえのことずっと大事にする」
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