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証拠を見せてなんて――。
疑り深いやつだ。
分かった――僕は答えてその日の夜
テヨンを自宅に招くことにした。
やっと訪れた親密な時。
しかしこれぞ秘密の逢引きだなんて。
そんな悠長なことは言ってられなかった。
チャイムが鳴る。
インターホンを取ると同時
「うわっ……ちょ、待ってて!」
慣れない事して
火にかけていた鍋が噴きこぼれる。
「クソ!なんだよ、これ……!」
玄関のロックを解除して戻った時には
魔女の毒壺みたいにグツグツと煮え滾り
使ったこともないコンロを見るも無残な姿に変えていた。
「で?そのなんだか分からないものを俺に食わせるの?」
「あ……」
片づけに四苦八苦していると
いつの間にかリビングのドアの前にテヨンが立っていた。
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