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「君のクラス――自主退学の申し出が出てるけど」
「はぁ……」
校長は難しい顔で書類に目を通し
椅子の背もたれに重たそうに身体を預けた。
「同時に3件」
「それは……」
例の札付きの悪たちが
テヨンの一件から仲間割れし分裂した。
「一重に僕の指導力不足です……」
その結果がこれだ。
「まあ引き止める理由もないからあれだがね――」
校長は事務的に判子をつきながら
厳しい目で僕を見上げて言った。
「他にも何かと問題が多いようだな」
「とおっしゃいますと……?」
悪い予感はいつも的中する。
「君のクラスのカン・テヨンという生徒だが――」
その名を聞くまでいくらもかからなかった。
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