47人が本棚に入れています
本棚に追加
美味しいとは言えない鍋を食べ終えると
僕らはどちらからともなく求め合った。
「これがあんたのベッドか」
「ん……」
横抱きにした僕をベッドに下ろすと
「いいね」
テヨンはくすぐるようなキスを落として言う。
「タクヤ」
「何?」
「ナヌン ノバッケ オプソ」
金で割り切れない夜は長く
テヨンの肌はいつになく温かかった。
「どういう意味……?」
「俺にはあんたしかいない」
「テヨン……」
一度愛着を見せた韓国男は
驚くほど情熱的で――。
「マニマニ サランヘジュルケ」
たくさん愛してあげる――なんて。
「アッ……」
そんな甘い台詞
軽く凌駕するほど激しくテヨンは僕を抱きすくめた。
そして――。
最初のコメントを投稿しよう!