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そっか、こういう事なんだ。
この前、登校途中に手を離されて不安になった。
私と手を繋いでいるところを見られるのが、嫌なのかなって。
でも、そうじゃなかった。
今、清十郎は私と手を繋いで溢れ返る人混みの中を歩いている。
若くて、でも色っぽいモデルに誘われても、清十郎は断った。
愛の証はきっと、物じゃなくて行為なんだ。
私は愛の証を手に入れた。
私は清十郎に愛されている。
そう確信する事が出来た。
そして私は、決意する。
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