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私と清十郎は草履を脱ぎながらも、過ぎ行く時の流れを惜しみ間断無く唇を重ねる。 暗闇の四畳半に私と清十郎は倒れ込み、互いの粘液を口内で混ぜ合わせた。 清十郎は私の上に覆い被さり、固く隆起した若者のそれが私の下腹部に接触する。 手を伸ばし、清十郎の若さを体現するそれに触れた。 「あ、ああ。。。。。」 清十郎は押し寄せる快楽を声に滲ませる。 私が撫でる様に手を動かすと、愉悦の声を漏らし、手を止めたり離したりすると、苦しそうに息を荒くした。 「彩、彩。。。」 清十郎は私の名を呼び、懇願する。
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