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私は良き教育者だと己を錯覚していた。 清十郎は力強く私を抱き寄せ、無尽蔵に湧き上がる若さのエネルギーを私にぶつける。 リップクリームを塗っていないのに、私の唇は清十郎の唾液で乾く事がない。 「もう駄目、やめましょう!今なら誰にも言わないで上げるから!」 私は清十郎を説得する。 「なに言ってるの?言われて困るのは先生でしょ。今やってる事も、公務員なのに副業してる事も」
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