世界から戦争が消えた日

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「んで、この子は腹の中に色々と入ったりするわけか?」  アビスちゃんのお腹はすべすべぷっくりしていた。  この辺り、そこはかとない圧力鍋の名残があるのかもしれない。 「くすぐったいですぅ……」  アビスちゃんはほっぺを赤くして照れている。  自分に幼女嗜好が無くて本当に良かった。  まるで愛華ちゃんに試されている気分だ。 「そうよ。何でも収納可能」 「どうやって?」 「そりゃ口から」  あんぐりと口を開けてくれるアビスちゃん。  可愛い歯と下の向こうに、なんかよく分からない、上手く視認できない何かがいた。 「くれぐれも、彼女にキスしちゃダメよ? べろちゅーなんかした日には、アウトだからね。あっという間に吸い込まれるんだから」  吸い込まれなくてもビジュアル的にアウトですけどね。  ていうか、しませんけどね。 「で、どうやって出すの?」 「そりゃ口から食べるんですもの。出すのは尻からよ」  アビスちゃんが頬を染めた。 「は……恥ずかしい」 「私のウルトラテクで、物を出すときには、四次元空間を少しだけはみ出させるようにしているから、尻穴が裂ける心配は無いの」 「聞いて無いよ」  後、尻穴とか軽々しく言うな。 「でも、パンツは脱がなきゃダメよ?」 「聞いて無いってば」  人の話は聞こうよ。
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