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こうして、世界はアビスちゃんに飲み込まれ、彼女の中で一つに融合した。
全ての生き物は地球と一体化し、世界は一つになり、全ての争いは消えた。
そう。世界から戦争は消えたのだ。
その後、アビスちゃんの尻から放出されたネオ地球は、幸いなことに太陽の周回軌道に戻り、何事も無かったように太陽の周りを回り続けた。
アビスちゃんはネオ地球のお世話をし続けた。
彼女はお世話ロボットだったからである。
使命を全うできるアビスちゃんは、とても幸せだった。
かつて人類が持っていた全ての性癖を持ち合わせていたネオ地球も、幼女にお世話されたい属性を持ち合わせていたので、毎日が幸せだった。
そう、ネオ地球は幸せと平和に満たされた理想郷となったのである。
めでたしめでたし。
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