キャンパス夢譚

第2章 久しぶりの共学

私は小学生の時、女子児童から犯罪まがいのレベルでいじめられ、それに加えて不当な差別を受けてきたこともあって、助詞や女性に嫌気がさし、中学受験を経て男子校に入学した。高校まで男子校で過ごしていたと私にとって、共学というところは嫌さ半分、期待半分のところであり、もうかつてのようにいじめられることも、差別されるようなこともないだろうと思っていたのである。