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閉め切った窓から、
まるでクジャクの羽根のように美しいストレートヘヤーを、
腰まで垂らしている女性が、
後ろ姿だけを部屋に入れてきた。
すると突然、
生ゴミに似た腐臭が、
彼の周囲にネットリと漂ってきたのだ。
口の中には、
錆びた鉄の味が忍び込み、
ぺ、
ぺ、
ぺ、
ぺ……と何度もツバを吐き出したが、
そのむせるような複雑で奇妙な味は、
口の中に残ったままだ。
でも、
Hな期待で、
彼の心臓はバク、
バク、
バク、
バク……して、
今にも破裂しそうだった。
女性に興味を持っている点では、
世の男性に劣らない。
いや、
むしろ、
性欲では異常な部類の男性に属するだろう。
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