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小晴からの報告により、三兄弟が通っていた小学校が判明した。
平臣小学校、彼らの自宅にほど近い場所にある小学校だ。
圭悟の担任である手塚俊哉は、事情聴取に応じ、次のように話した。
「圭悟君は、とても大人しい子です。そして頭がいい生徒でした。確か、弟妹の世話もよくしていたはずです」
手塚教師は、何か思い出したようだ。
「ああ、そういえば。圭悟君は本が好きですので、図書館や本屋に行ってみてはどうでしょう」
失礼しますと言って、手塚教師は職員室のほうへと歩いていった。
「圭悟が本好きなんはしっとったけど、図書室か……。盲点やったな……」
落ち込む翔大を他所に、湊人は電話に出る。
「もしもし。……本当か!」
湊人はスマホを手で覆い、翔大に内容を伝える。
「翔大。今回の事件、捜査本部が立つそうだ」
「なんだって」
「母親の香澄に、犯人から電話がかかってきたそうだ」
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