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『くそっあのシスコン今日も張ってやがる・・』
『お前不用意に挑むのやめろよ、消されるぞ』
『半端ねえんだからアイツら』
口々に聞こえる声も気にならない。
どう思われようと俺等は恵那を守るのだ。
それは妹、家族としてという意味ではなく。
『お兄ちゃん、好き・・』
こんなエロティックな展開をそれほど希望してるわけでもなく。
「じゃあね、蓮くん、彬くん。頑張ってね」
この笑顔をずっと見ていたい。一番近くで、誰にも邪魔をされずに。
卒業しても、大人になっても、俺等はずっとこうして、一番近くで何もかもを分かち合っていたいのだ。
そう、俺等は、女として恵那を愛している。
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