バレンタイン・イヴ

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「んっ、はあはあはあ。おっ、お前、どうし……」 「なあ、要?俺は嫌っていうほどお前に惚れてるぜ。それなのに、お前は……。俺のこと、どう思ってるんだ?聞かせろよ」 信汰を好きだったのは過去の話。 そんな俺のことをずっと見てくれていたんだろ? 俺に片思いしてくれてたんだろ? 今の俺はもう、お前のことだけを……。 「愛してる、秀一」 ……………………へ? 「俺はずっと秀一だけを……愛してる!」 う、嘘だろ。 「じゃあ!さっきのフィリップへの告白は一体な……」 俺の抗議の言葉は途中で遮られた。 奪われた唇が熱くて蕩けそうになる。 もっと、もっと…………欲しくなってたまらない。
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