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「君、ちょっと時間いいかな?」
「はい?」
「うち、ポワールっていう芸能事務所なんだけど、芸能界に興味ない?」
「え、芸能界ですか?」
「そう。興味あったら…」
「結愛?どうしたの?」
「あ、お母さん…」
「あ、お母様でいらっしゃいますか?私、ポワールという芸能事務所の田中と申します。よろしければ、娘さんをうちの事務所にと思いスカウトさせていただいておりました。」
「あら、ポワールって有名な所じゃない!それなら、妹の愛莉ならいいですよ!」
「あ、妹さんもいらっしゃるんですか?それなら、今度うちの事務所に娘さんを連れてきていただいてもよろしいですか?」
「ええ、わかりました。」
結局、愛莉しかつれていかなかった。
私が芸能界に憧れてたの知ってるはずなのに。
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