4人が本棚に入れています
本棚に追加
scene D
岡山
華
美味しかったね~。
D
ほんと。
また行こうね。
マスターカッコよかったし。
華
あれ~。デイジー、ああいうのが好みなんだ。
ちょっとおやじだよ~~。
D
好み?
そんな事ないって~。
何となくだよ。何となくっ。
華
帰って勉強、憂うつ~。
D
仕方ないよね。受験生だし~。
華
そうだね。じゃあ、またね~。
D
うん、また明日!。
~帰宅する~
ただいま~
あれ?
誰もいないのかなぁ。
お母さん、今日用事があるって言ってたっけ?
あっ、手紙・・。
リサへ
今日は、学生時代の友達が、久しぶりに訪ねて来て、夜は一緒に食事する事になりました。
ごめんなさい。お父さんも出張中だし、ちょっと寂しいかもしれないけど・・。
摩耶は、部屋にいると思います。声はかけておいたので、今日は、二人、これで、好きな物、食べてきなさいね。
母より。
D
お母さん、交遊関係広いから・・・・。
たまにこういう事がある。
私のお母さん、高卒って言ってるけど、本当かな?って時々疑いたくなる。
とにかく、いろんな事知ってて、只の世間話だけじゃなくて、マニアックというか、専門的っていうのか、それも幅が広くて・・・・。
だから、私が進学に興味ないのは、その影響かも知れない。
そして、お母さんは、私の憧れでもある。明るくて優しくて何でも知ってて。だから友達が多いのは当たり前なのかも。
ただ、時々こうやって出かける度に、私たちの事を本当に愛してくれているのか、不安になる。
思い過ごしかもしれないけど。
最初のコメントを投稿しよう!