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scene G
高崎
まみ
知ってる?
あの絵の女性?
珠喜
あの羽根が生えてる女性の事っすか?
まみ
ええ。そうよ。
珠喜、G
・・・・???
まみ
知らないわよね。
私が小さい頃、有名だったアニメの主人公。
蟲愛ずる姫、ナウシカアって言うの。
私、憧れなのよね!
こういう、子供にもお年寄りにも優しくて、時に自分の身を犠牲にしても、大切な人達を守り抜こうとする、意志の強い女性!
こんな風になれたらいいなって!
社長
で、このナウシカアに出てくる、クシャーナ姫っていうのがいてな、
珠喜
突然何なんだよ!間に入ってきて!
社長
まあ、聞け!
腕も足も、鎧のような義手、義足なんだ。このお姫さん。
で、まみちゃん、それを見て、直接神経に繋げて、自分の意志で、曲げたり伸ばしたりできるような、そんな高性能なハイテクの、いまのAIみたいなテクノロジーを使ったやつが造れないかっ?って、言うもんだから・・・・、
俺が考えてやるって、言ったんだよ。
珠喜
親父っっっ!
何、無責任な事言ってんだよ~~~。
確かに走りは、神レベルだけどさ~~。
そんな事、本当にできんのか~~?
社長
それが!
なんか、出来る気がするんだよ!
珠喜、G
・・・・・・。
・・・・・・。
まみ
冗談半分で話してたんだけど、おじさん、すごく真剣に聴いてくれて。
なら、出来そう!って(笑)
不思議ね・・。
でも、夢って叶えられるんだっ!、って信じられたら、素敵でしょ。
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